30代男性が債務整理に追い込まれる理由・原因は?借金を返済していく際のポイント・注意点も紹介!

「私と同じくらいの世代の男性って、どんな風に債務整理しているんだろう…」。

これから債務整理を考えていらっしゃる方は、どうしても似たような事例を探してみたい…という風になりますね。

このページでは30代の男性の債務整理について、お金のプロである筆者が、あなたのギモンについて解説していきます。

ぜひ参考にしてください。

債務整理をする30代男性!その主な原因は次の5つ

まず、そもそも30代男性がどのような原因で借金をするのでしょうか。

主な原因は下記の5つです。

  1. 収入が安定しない
  2. ついつい大きな支出をしてしまう
  3. 付き合いが増えて遊びすぎる
  4. 健康を崩して働けなくなる
  5. 既婚者は無理な住宅ローン・自動車ローンに注意

順番に解説していきましょう。

1.収入が安定しない

「30代になってもまだ20代の頃の収入とそんなに変わらなくて…」という方も多いかもしれません。

終身雇用が崩れた昨今、給料や手取りが上がりづらくなっています。

そのため30代でも非正規で働いている方や、景気に左右されがちな職業の方は、収入が安定しない…という事もあるでしょう。

急に派遣を雇止めになる、勤務先が倒産する、残業手当が無くなってしまう、など収入が安定しない30代男性も多いのが現状です。

2.ついつい大きな支出をしてしまう

「どうせそのうち結婚をするんだから、今のうちに遊んでおかなくちゃ!」と、ついつい借金をしてしまう方もいるでしょう。

そのうち結婚を意識しているような人は、結婚をするとどうしても日々の生活費や楽しみにとられるお金が減ってきます。

30代にもなってくると、趣味や人生の楽しみ方にも、20代の頃にはない大人な楽しみ方を提案するようなコンテンツや雑誌などにも惹かれるようになってしまいます。

ついつい支出が大きくなってしまってカードを使ってしまう…というような事も増えるのが30代男性にはありがちです。

また、30代にもなってくると、会社での役職があがる、仕事での負担が増えてくる、といったこともあり、かかるストレスも20代の頃に比べ大きなものになります。

その結果、キャバクラ・ギャンブルなどにはまってしまって、気が付いたら借金をしている…という事も珍しくありません。

3.付き合いが増えて遊びすぎる

「職場の仲間・趣味仲間など夜に飲みに行ったり休日遊んだりする人も増えた」という方も多いのではないでしょうか。

一般に学校を卒業してから社会人になると自宅と職場の往復になります。

その結果、付き合いが狭くなるという事も言われます。

営業職の方・自営業者・多くの人が関わるような仕事などをされている方は、社会に出てからの方が人脈が増え、平日夜の飲み会・土日のアクティビティなどの機会が増えることがあります。

そのため支出が増えて借金をしてしまう、という事も珍しくありません。

4.健康を崩して働けなくなる

「20代の頃は寝てしまえば平気だったけど30代になってからだんだん疲れが抜けなくて、エナジードリンクが手放せなくて…」なんて方も多いはずです。

終電まで仕事、徹夜で仕事…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このような方に多いのが、30代でもまだまだいける!

突然健康を崩してしまって働けなくなってしまい、その間の生活費を補てんするために借金をする、というものです。

5.高額な住宅ローン・自動車ローンを組んでしまう

「結婚をしてすぐに住宅ローンを組んだんだけど、当初は奥さんも働いてくれていたので楽だったんだけど、奥さんが妊娠・出産で仕事を辞めて住宅ローンが苦しくなっちゃって…」という30代既婚の男性によくある声です。

都心部ではマンション・郊外では戸建てに自動車のローンも組むというのが一般的でしょう。

当初は切り詰めて返済計画を練っていたものの、妻の妊娠・出産を機に、「弁当を作る余裕がなくなって外食に…」「夫も家事の負担が増えてついつい買いすぎてしまう…」など、節約の意識が薄れてしまってどんどん支出が大きくなる…という事も珍しくありません。

特に妻が収入があることを前提に世帯の収入を考えているようなケースでは、妻の妊娠や失業などを契機に返済ができなくなってしまい、借金をするようなケースが非常に多いのです。

30代男性の債務整理で気になることを知ろう

「なるほど…30代の借金の理由はわかった。じゃぁ30代が債務整理をする場合には、どんな事に気を付けることなんてあるの?」

30代男性の債務整理について知っておくべきポイントを解説していきます。

30代男性の債務整理に適したものは何か

30代男性の債務整理を考える前にそもそも「債務整理」というのがどのようなものかご存知ですか?

債務整理というのは、借金返済に困ってしまった人が、法律的な方法をつかって借金返済を楽にしたり免除してもらう手続きの総称をいいます。

債務整理は次に述べる主に3つの方法を利用して行われます。

①任意整理

任意整理というのは、貸金業者と話し合いを行って、借金返済方法を見直して、支払いを軽くしてもらえるようにするものです。

消費者金融や銀行・信販会社というような貸金業者からの借金を返済するには利息をつけなければなりませんね?

また少しでも返済が遅れるような事があると、遅延損害金というお金もあわせて支払わなければならなくなります。

借金返済で負担になる利息や遅延損害金というものを抑えてもらって、分割での支払いにしてもらうことで、返済を楽にしようとするものです。

②自己破産

任意整理は返済をしていくことが前提の手続きです。

自己破産は地方裁判所に申立てをおこなって裁判所で審理をしてもらって借金返済義務をなくしてもらう手続きです。

収入が無いような場合で返済ができないような場合や、収入が低すぎて任意整理で必要な額の返済が難しいような場合には、自己破産を利用するのが適切といえます。

③個人再生

個人再生とは、地方裁判所に申立てをして、借金を大幅に圧縮してもらった上で、分割での支払いにしてもらう手続きです。

自己破産をすると、自宅の住宅は差し押さえられ、人によっては職業を変えなければならないようなケースが発生しえます。

このような場合に、個人再生という手続きで、自宅は債務整理手続きから外して従来通りに支払い、その他の債務も圧縮して分割して支払うことにできるのが個人再生です。

自己破産ではないため、自己破産手続きで仕事につくことができなくなる、という事もなくなります。

以上3つの手続きを知った上で、30代男性の債務整理手続きについて検討しましょう。

まだ奨学金を支払っている30代男性は任意整理を中心に組み立てる

「大学を卒業するのにどうしても奨学金を使った。親には迷惑はかけたくない…」という方も多いと思います。

大学・専門学校を卒業するために奨学金を借り入れたものが30代になってもまだ残っているという事も珍しくないはずです。

この奨学金ですが、半額について親などが連帯保証人となっているのが通常です。

連帯保証人がある債務を債務整理すると、連帯保証人に請求されることになるので、債務整理している事がわかってしまう・迷惑かかってしまいます。

このような場合ですが、自己破産・個人再生を利用する場合、奨学金だけを外して手続きを利用することは、債権者を公平に扱うという観点からできません。

これに対して、任意整理は個別に貸金業者と話し合う手続きで、話し合いをする貸金業者を選ぶことが可能です。

そのため、絶対に親に知られたくない・迷惑をかけたくない、というのであれば任意整理を選択するのが賢明であるといえます。

他にも中小の消費者金融などから借り入れた場合や、商工ローンからの借り入れがあるような場合には同様に連帯保証人がいる場合があるので、同様に考えます。

住宅ローンの支払いが苦しくなった時には個人再生を

「住宅ローンの支払いをしている場合はどうですか?」

この場合には個人再生を利用します。

住宅ローン債権者と債務整理をすると、住宅ローン債権者は住宅を競売にかけて、お金に換えてしまって残債権に充てることができる「抵当権」という権利を持っています。

そのため、自己破産を利用すると自宅を失うことになります。

そのため、任意整理を利用して住宅ローン債権者を外して債務整理をすることや、任意整理での支払いができないような場合には個人再生を利用するという選択肢が選ばれます。

ただ、住宅ローンの支払いが難しくなっているような場合に、無理をして任意整理でギリギリ支払っているような状態は望ましくありません。

というのも、30代にもなってくると、冠婚葬祭などの急な費用負担の発生が増えます。

これが家計を圧迫すると、任意整理後に業者への返済が滞り、任意整理が頓挫しかねません。

個人再生を利用して、住宅ローン債権者以外の債務を圧縮してもらって、返済を軽くすることが望ましいといえるのです。

これから住宅が欲しい場合には自己破産

これから結婚をして、住宅を購入したい!というような場合も、いつまでも苦しみながら借金返済を続けるよりかは、早めに債務整理をしたほうが良いといえます。

この時には実は「自己破産」が一番お勧めできます。

「自己破産なんてすると絶対に家なんか買えなくなるでしょ?」という疑問を持つ方も多いかもしれません。

確かに、自己破産を含む債務整理手続きをすると、信用情報にその情報が載せられます。

そのため5年~7年は住宅ローンなど新しい借り入れをすることができなくなります(いわゆるブラックリスト)。

このブラックリストはいずれ消えますが、ブラックリストではないからといって無条件で住宅ローンを借りられるわけではありません。

住宅ローンの借り入れをするにあたっては、職業・収入など借り入れをするときの属性と、頭金がどの程度あるか、それをどうやって用意をしたか、などを審査します。

任意整理をして3年で完済をした場合にはそこから5年経過した8年後で利用ができます。

個人再生をして3年で完済をした場合にはそこから7年経過をした10年後に利用ができます。

これに対して、自己破産は返済義務がないので、7年後に利用ができます。

一番早く住宅ローンの利用ができるようになるのは自己破産なのです。

あわせて、返済義務がないということは、収入をすべて自分のために利用できるということです。

頭金を貯めることもでき、その期間が任意整理だと5年・自己破産だと7年ということもいえます。

要は早く借金から解放される自己破産手続きを利用するほうが、早く住宅を手に入れられる状態になる、といえるのです。

30代という年齢を考えると、債務整理後に住宅ローンを利用する際には制限もあります。

65歳を超えるような返済計画は受け入れられないことが一般なので、早めに利用できるようにするのが良いので、自己破産を利用することを検討しましょう。

30代男性の債務整理のモデルケースを見てみよう

「実際に債務整理をするとどのような返済になるの?」

「いくらの返済がいくらくらいになるか見てみたい」

以下、30代男性の債務整理のモデルケースを見てみましょう。

Aさん(30代男性独身)の債務整理

  • Aさん30代男性
  • 借金約250万円
  • 収入22万円(ボーナスは業績に応じる)
  • 毎月の返済は合計10万円

Aさんは交際中の女性との結婚をするため、借金を早々に片付けたいという希望があり、債務整理をしました。

早く借金から解放されて交際中の女性とあらたな人生を歩みたいという希望から、債務整理の中でも「自己破産」手続きを利用しました。

結果として、

  • 弁護士費用約30万円(分割で支払い)
  • 任意整理後の月々の支払い約0万円

となりました。

Bさん(30代男性既婚)の債務整理

  • Bさん30代男性
  • 借金約350万円
  • 収入35万円(ボーナスは年2回給与の1ヶ月分)
  • 毎月の返済は合計14万円

Bさんは住宅ローンを利用して住宅を購入しましたが、妻が妊娠して産休を取ろうとしたところ退職を強く勧められ退職。

退職後に仕事がなかなか見つからず、パートで食いつなぐという状態になり借金を始める。

住宅を手放したくないという理由から個人再生を利用し、結果として

  • 弁護士費用約35万円(分割で支払い)
  • 任意整理後の月々の支払い約5万円

となりました。

Cさん(30代男性既婚)の債務整理

  • Cさん30代男性
  • 借金約150万円
  • 収入25万円
  • 毎月の返済は合計10万円

Cさんは大学を奨学金で卒業後、社会人として働いていたものの、うつ病を患い休職の上で退職しました。

特に公的な給付に頼らず、借金をして休職中の生活費をまかなった結果、現在のような多重債務になりました。

現在は収入もあり、奨学金について連帯保証人である親に迷惑をかけたくない、という希望もあるため、任意整理を利用して返済を軽くしました。

結果として

  • 弁護士費用約12万円(分割で支払い)
  • 任意整理後の月々の支払い約4万円

といった状況になりました。

まとめ

このページでは、30代男性の債務整理についてお伝えしました。

30代男性がどのような原因で借金をすることが多いかを知った上で、それに応じた借金整理方法があるという事を知っていただけましたが、人によって特殊な事情があるような場合もあるので、弁護士・司法書士などの専門家に相談をするようにしましょう。

今回の記事があなたの参考になれば幸いです。

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