受験の心得

◆受験生と親御さんのページです。学校の先生方もどうぞ。
受験直前の心得。受験校選択の心得。面接の必勝法。受験界の裏事情など

受験の目安 入試本番直前の心得
◆中学受験の目安は「平均90点」
 toBe学習援助室では、公立小学校の通常のテストで、算数・国語の平均点が90点未満のお子さんには、中学受験はお止めになって、地元の区立中学に進まれることをお奨めしております。
 公立小学校の日常テストで平均90点が取れなかったお子さんの学習指導は、一般的には公立中学教師のほうがずっと熱心で、得意です。私立中学教師の大半は、お勉強の苦手なお子さんの学習指導は苦手で、意欲も乏しいようです。

◆受験校の選定は「帰納法」で受験前秋に
 中学高校受験の2年3年前に志望校、目標校を決めて、そこに向けて頑張らせる「演繹法」的選定法は、お奨めしません。多くの場合、お子さんの潜在可能性を潰すことになります。
 受験前年の10月11月12月模擬試験の偏差値を見て、合格可能性の高い学校を選ぶ「帰納法」的選定法をお奨めします。
 中学高校入学後の席次が「中の上」以上なら、お子さんはますます勉学に励むことになるでしょう。
 「中の中」以下の場合、お子さんは勉強プライドがズタズタに傷ついて、勉学を完全放棄するようになることも希ではありません。

◆「第一志望は最終受験校」と自分に思い込ませる
 数日から数週間にわたって試験が続く場合、「最終試験日の学校が自分の第一志望校なのだ!」と、自分に思い込ませることが、決定的に重要です。そうしておかないと初日でダウンしてしまうことになりがちですが、そうしておけば、気力、気持ち、緊張感、集中力は、最終試験日まで持続します。

◆直前の生活
 受験直前の生活は、基本的には「普段どおり」が一番です。毎日のお食事が、合否に決定的な影響を及ぼします。栄養はバランスが最重要です。カルシウム摂取には特にご注意ください。

◆起床時間
 朝は、試験会場に開始30分前に到着する時刻から逆算した、当日起きねばならない時刻に起きる訓練を、明朝から開始してください。
 起床時間の調整には最低2週間位かかると言われています。就寝時間も、その起床時間から逆算して、調整してください。

◆入試の前夜
 入試前夜は易しい漢字と計算の問題だけやるのが一番です。易しい漢字と計算は、認知症の治療に役立つほど脳全体を活性化することが医学的に知られています。漢字と計算のなかに人類の英知が凝縮されていることが、脳全体を活性化する理由なのでしょう。
 漢字と計算力は、急に上がってストンと落ちます。受験前夜、興奮して寝つかれなくなったときにも最適です。

◆受験食
 試験の前夜のお食事に、「景気づけに大盛りカツ丼で勝つどん!」 これ、最悪です。この手の困ッタお母さんは少なくありません。コミック版『ドラゴン桜』の主人公が東大に落ちたのは、母親が振る舞った前夜のカツ丼が原因でした。
 3大栄養素のタンパク質と炭水化物と脂肪のうち、胃腸を素通りしてしまう脂肪=油が、消化吸収に一番時間が掛かるのです。

◆試験当日の昼ご飯
 午後まで試験がある場合、昼ごはんの量と質が問題です。午後の試験は、一番眠くなる時間帯です。食べ過ぎると眠くなります。消化の良い、油分の少ないものを、軽めに。
 チョコレートは空腹感と眠気を同時に消すのでお奨めです。
 ちなみに1990年代はテニス世界4位だったクルム伊達公子さん(2008年現役復帰)は試合直前、1時間の余裕があるときはおにぎり、30分を切ったときはバナナを食べるそうです。

◆筆記用具
 筆記具は、鉛筆です。シャープペンは駄目。緊張でポキポキ折れます。試験1週間前までに、使い慣れた2BかBかHBの鉛筆6本、小型鉛筆削り1個を用意してください。シャープペン2本はまさかの場合の、あくまで予備として。それを遅くも直前1週間の勉強から使い始めて、手に馴染ませるようになさってください。

◆眠れなくても大丈夫だよ!
 試験前夜、もしよく眠れなくても、心配なさらないでください。
受験指導30年の経験上、前夜の睡眠の深さと合否は無関係、と断言します。
 試験当日、もし高熱を出されるようなことがあっても、試験会場には足を運んでください。経験上、当日の身体のコンディションと合否も無関係です。

◆実力3分ツキ7分。ツキも実力のうち
 最初に受験した滑り止め校に落ちて、そこより偏差値が10も上の最終受験校に合格!といった嘘のような奇跡が、毎年のように起きます。

◆最後の一瞬まで、あきらめない!
 それでは、最終受験校の、ラストの試験の、最後の一瞬まで、諦めず、粘り強く、落ち着いて、試験問題と面接に取り組んでください。

◆夢は必ず実現します!
 それでも、たとえ今回は夢が実現しなくても、10代の残りと20代を懸命に生きれば、10代に抱いた夢は30代40代50代になって必ず実現します! 日本社会には、そういう有り難い仕組みが、まだまだ保たれています。
面接 必勝の心得
◆面接は、
学校が受験生を選ぶ場なのではありません。
受験生が学校を選ぶための時間なのです。
面接には、親/子ともに、「こんなに素敵な、才能溢れる我が子/私・僕の真価を見抜けないような学校なら、入学はこちらからお断りさせていただきますよ」という、毅然とした気構えで望んでください。
これは、あらゆる面接試験での最強の合格心得です。
受験校確定の心得
◆学校選びは、教師選び、校長選び
 お子さんの中高6年間の幸せを第一優先にするなら、偏差値の高低や、設備の善し悪しは、二の次、三の次の判断要件と考えるのが安全でしょう。
 学校は校長(や理事長)しだいです。校長(や理事長)のキャラが一般教師の意欲を決定的に左右するからです。校長(や理事長)の話と醸し出す雰囲気は、学校選択の重要な要素です。

◆安全な学校、危険な学校
 通常授業日の下校時間に、校門の近くで、下校する生徒を観察する手もあります(不審者と思われないよう、お気を付け下さいね)。
 生徒たちがいきいき楽しそうに下校する学校であれば、おおむね安全な学校と見なしてよいようです。
 いっぽう、危険な学校もあります。たとえば東京のKokg大学Kug中学の教師は、授業中に「馬鹿かテメェは!!!」と生徒を罵倒して憚りません。この学校の少なくない生徒がノイローゼや不登校で転校、転学しています。
 学校選びは、く・れ・ぐ・れ・も、丁寧かつ慎重になさってください。

◆親の覚悟
 受験中学の最終決断の全責任は親に有る、との親自身の覚悟が、お子さんの心の安定にとって、きわめて大切です。
 小学6年生は、社会的体験が皆無なのですから、受験中学の最終決定は、無理です。
 大学受験、高校受験と異なり、中学受験の最終判断は、お子さんに委ねるのではなく、親が責任をもって為さってください。
受験界の裏事情
◆特進コース、特進クラス
 経営難の私立中学が、金太郎飴のように、苦し紛れに作る、客寄せパンダ的コースです。
 大学受験指導のノウハウを全く持ち合わせていない高校が(公私立とも)ほとんどです。
 予備校講師を雇って凌ぐのが近年の傾向です。
 予備校講師の勤務査定は、東大はじめブランド大学の合格実績が主なので、予備校講師は、勉強が得意でない生徒の学習指導は素人、体験が希薄です。

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(C)本田哲也 2010
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