債務整理を弁護士や司法書士に頼みたいけど、お金がない・・・弁護士費用を立て替えてくれる法テラスについて解説

「借金の返済が困難な場合は、弁護士や司法書士に相談して債務整理をするべき」

ということを耳にしたことがある人は多いと思います。

しかし、

「借金を返せないほどお金に困っている状況で、高額な弁護士費用や司法書士費用を払えるわけがない!」

という声もよく聞かれるところです。

たしかに、こうした疑問はもっともですね。

実は、弁護士や司法書士に依頼をする際、その時点ではお金がなくても依頼ができるように、費用の立替をしてくれるところがあります。

それが「法テラス」です。

法テラスを利用すれば、お金がなくても弁護士や司法書士に債務整理などを依頼することができます。

この記事では、法テラスについて詳しく紹介します。

法テラスでどのようなサービスが受けられるのか、また法テラスを利用するメリットや注意点などについて解説しますので、ぜひ参考にして法テラスへの相談を検討してみてください。
また、大切なことなので結論から先にお伝えします。

借金問題は時間との勝負で、後回しにすればするだけ状況は悪くなり取り返しがつかない状況まで追い込まれてしまう方も少なくはありません。

現実的に、100万円近い金額、100万円を超える金額を自力で返済出来る方はごく僅かです。

元金は全く減らないまま利息だけを5年も6年も支払い続けている人。

闇金にまで手を出し家族や大切な人もを巻き込んで全てを失ってしまう人もいるのが現実です。

返済がキツイと思ったら今すぐに行動を起こすべきです。

手遅れになる前に、1日でも1分でも早い段階で専門家に相談をすることをおすすめします。

専門家は匿名・無料で使えるシミュレーションサイトの利用が便利で簡単です。

それでは本文の解説を進めていきます。

法テラスってどんな所?

法テラスは、正式名称を「日本司法支援センター」と言います。

従来から、弁護士などの法律の専門家と市民の距離が遠いのではないか?という点が問題となっていました。

そこで、2000年代の前半に「司法制度改革」が行われました。

司法制度改革では、弁護士の数を増やしたり、弁護士へのアクセスを容易にしたりと、法律の専門家と市民の距離を近づける様々な試みがなされました。

法テラスも司法制度改革の一環として、法律の専門家と市民の距離を近づける目的で2006年4月に設立されたのです。

法テラスで受けられるサービスとは?

法テラスで受けられるサービスについて具体的に解説します。

法テラスのサービスは、①相談者への情報提供と②民事法律扶助(弁護士費用等の立替え)の2本柱から成り立っています。

相談者への情報提供

まず、法テラスは、利用者からの問い合わせ内容に応じて、法令等に関する情報の提供を行っています。

法テラスには当番の弁護士が常駐していますので、簡単な法律に関する疑問等があれば、その場で無料で回答を得ることができます。

また、法テラスでは弁護士や司法書士の紹介も行っています。

利用者が抱えている法律問題や具体的な状況に応じて、その事件を解決するために適任の弁護士や司法書士を斡旋してくれます。

民事法律扶助(無料法律相談・弁護士費用等の立替え)

また法テラスでは、経済的に余裕のない利用者に対して、無料で法律相談を行っています。

さらに、弁護士や司法書士への依頼費用が準備できない利用者に対しては、依頼費用の立替えを行っています。詳しくは次の項目で解説します。

民事法律扶助について

法テラスのサービスの根幹とも言うべき民事法律扶助の内容について詳しく解説します。

どのような人が民事法律扶助を利用できる?

民事法律扶助は、経済的に余裕がない人のためのサービスです。

そのため、以下の要件を満たす場合に限って民事法律扶助を受けることができます。

  1. 資力が一定額以下であること

まず、資力要件を満たすことが必要です。資力の有無は、月収と保有資産の2つの側面から判断されます。

  1. 月収が一定額以下であること

民事法律扶助を受けられる月収の上限は以下のとおりです。

単身者・・・182,000円以下(大都市は200,200円以下)

2人家族・・・251,000円以下(大都市は276,100円以下)

3人家族・・・272,000円以下(大都市は299,200円以下)

4人家族・・・299,000円以下(大都市は328,900円以下)

(5人家族以上は、1人当たり30,000円(大都市は33,000円)を加算。また、医療費・教育費・家賃・住宅ローンの支払いがある場合には一定金額を加算。)

  1. 保有資産が一定額以下であること

民事法律扶助を受けられる保有資産の上限は以下のとおりです。

単身者・・・180万円以下

2人家族・・・250万円以下

3人家族・・・270万円以下

4人家族・・・300万円以下

  1. 勝訴の見込みがないとはいえないこと

それほどハードルの高い要件ではないですが、完全に的外れな主張をしている場合など、勝訴の見込みが全くないという場合には民事法律扶助を受けることができません。

  1. 民事法律扶助の趣旨に適すること

たとえば、以下のような場合については民事法律扶助の趣旨に反するため、民事法律扶助を受けることができません。

  • 報復的感情を満たすためだけに訴訟を起こそうとしている場合
  • 宣伝目的で訴訟を起こそうとしている場合
  • 権利濫用的な訴訟を起こそうとしている場合

民事法律扶助の利用の流れを解説

民事法律扶助を受ける流れについて、順を追って解説します。

  1. 無料法律相談を受ける

まず、法テラス側で依頼内容を把握するための無料法律相談が実施されます。

無料法律相談を受けるためには、上記の民事法律扶助の利用が可能となる3要件を満たしている必要があります。

無料法律相談の段階では、これらの3要件を満たしていることを口頭などで確認されます。

  1. 費用援助の審査

弁護士費用・司法書士費用の立替えを希望する場合、費用援助の可否に関する審査が行われます。

援助を受けるためには、民事法律扶助の利用が可能となる3要件を満たしている必要があります。

この3要件について、法律相談の段階よりもさらに厳密に審査されることになります。

具体的には、利用者は法テラスに対して、収入や資産状況を証明するための書面を提出することを求められます。

  1. 援助開始決定

審査において民事法律扶助の利用が可能となる3要件を満たしていることが認められると、弁護士費用・司法書士費用の立替えが行われます。

  1. 事件終了・報酬金の決定

事件が終了すると、事件の結果を考慮し、法テラスにおける審査の上、弁護士・司法書士の報酬金が決定されます。

報酬金は利用者の負担となりますが、弁護士事務所・司法書士事務所との交渉により分割払いが認められることもあります。

以上が法テラスの民事法律扶助を利用する流れになります。なお、立替金の返済については次の項目で解説します。

立替金の返済について

法テラスが立て替えた弁護士費用や司法書士費用は、原則として毎月分割で法テラスに返済しなければなりません。

ただし、生活保護を受けている場合には、事件終結後に申請することにより、立替金の返済を免除してもらえる場合があります。

法テラスを利用するメリット・注意点について解説

法テラスを利用する際のメリットと注意点についてそれぞれ解説します。

法テラスを利用するメリット

お金がなくても弁護士や司法書士に依頼できる

法テラスを利用する最大のメリットは、依頼時点でお金を準備できなかったとしても、弁護士や司法書士に依頼をすることができるという点にあります。

なお、法テラスに立て替えてもらった費用は、原則として毎月分割で返済しなければなりません。

しかし、たとえば債務整理が成功したような場合には、財務状況が改善して立替金の返済も容易になることでしょう。

債務整理が得意な弁護士や司法書士を紹介してもらえる

また、法テラスは弁護士とのネットワークを利用して、利用者の抱える事件の処理が得意な弁護士や司法書士を紹介してくれます。

よって、弁護士や司法書士のツテがない場合であっても、法テラスに行けば安心ということになります。

法テラスを利用する注意点

弁護士や司法書士を選ぶことはできない

ただし、法テラス側で弁護士や司法書士を斡旋するということは、逆に言えば自分で弁護士や司法書士を選ぶことはできないということになります。

そのため、紹介された弁護士や司法書士と相性が合わなかったりする場合もあるので注意が必要です。

立替費用は原則として返済する必要がある

また、繰り返しになりますが、生活保護を受けている場合などを除き、立替金は原則として毎月分割返済する必要があります。

そのため、たとえば債務整理が成功しなかったり、事件が解決しても相手方から金銭を得られなかったりした場合には、立替金の返済負担が重くなってしまうことがあるので注意が必要です。

全然知らない弁護士を紹介されるのは不安。本当に大丈夫?

先にも説明したとおり、法テラスでは紹介してもらう弁護士や司法書士を選ぶことはできません。

基本的には法テラスの方でも検討の上、事件処理に適任と思われる弁護士や司法書士を紹介しているということになりますが、どうしても相性が合わないということはあります。

その場合は、知り合いを通じて弁護士や司法書士を紹介してもらうなどの方法を検討するほかないでしょう。

知り合いの弁護士や司法書士がいる場合には「持ち込み方式」を利用しよう

実は民事法律扶助は、最初に弁護士事務所や司法書士事務所に相談した場合にも利用することができます。

弁護士や司法書士は、依頼者から相談を受けた際に、法テラスの民事法律扶助を利用することを希望するかどうか確認します。

そして、利用者の希望がある場合には、法テラスに対してその案件に民事法律扶助を適用するように求めます。これを「持ち込み方式」と言います。

持ち込み方式の場合には、素性を知っている弁護士や司法書士に依頼でき、かつ依頼費用の立替払いも受けることができるので、一石二鳥と言えます。

法テラスを利用した債務整理を行った人の体験談を紹介

法テラスを利用して債務整理を行った人の体験談を一つ紹介します。

私は2人の子どもを抱えるシングルマザーです。

5年前に元夫と離婚して以来、限られた収入の中で子育てを進めてきましたが、どうしても生活費が足りず、月々の収支は赤字が続いていました。

4年ほど前に、生活費の不足を補うために初めて消費者金融から借金をして以来、家計は自転車操業状態。

借金を借金で返すという悪循環に陥ってしまい、ついに借金は200万円にまで膨らんでしまいました。

月々の手取りが15万円ほどの私の収入では、200万円という金額は到底返せません。

子どもたちのためを思うと、一刻も早く生活を立て直さなければと思いました。

インターネットで借金の負担を減らす方法を調べたところ、「債務整理」を行うのが良いと言うことを知りました。

しかし、私には知り合いに弁護士も司法書士もいなかったため、どのようにして債務整理をしたら良いのかわからず途方に暮れていました。

そんな時、ある友人に相談したところ、法テラスの存在を教えてもらいました。

私は早速法テラスへ債務整理の相談に行きました。

法テラスでは、債務整理に強い弁護士を紹介してもらえました。

弁護士の方には、借金を作ってしまった経緯や、現在の状況などについて詳細に話をしました。

当時私は大きな財産は全く持っていなかったので、弁護士の方は、破産をしてきれいさっぱり債務をなくして再スタートするのが良いとアドバイスをくれました。

その話を聞いて、債務がなくなるのであればありがたいと思った私は、弁護士の方に破産手続を進めてもらうよう依頼しました。

依頼費用については、法テラスの審査が通り、民事法律扶助の制度によって法テラスに立て替えてもらえることになりました。

破産手続が終了し、私はすべての債務を免責され、一からの再スタートをすることになりました。

その後は強く倹約を意識して生活するようになり、何とか借金も作らずに過ごせています。

また、法テラスへの立替金の返済も少しずつ進めています。

借金問題が解決しなければ今でもつらい生活が続いていたと思うので、法テラスに相談して本当に良かったと思っています。

まとめ

法テラスは、普段法律に縁がない人にとって、法律問題を解決するための入り口となる場所です。

ぜひ気軽に法テラスに相談をしに行き、ご自分の抱える問題を解決するための道筋を見つけてください。



借金問題は相談がしにくいため、自分1人だけで抱え込んでしまう方は非常に多いです。

でしが、借金問題は後回しにすればするだけ事態は悪化するだけで良い事は一つもありません。

借金問題は、専門家に相談することで思っているよりも簡単に問題を解決し新しい生活を送ることができます。

実際に、借金問題を解決した多くの人が『こんなに簡単に終わるならもっと早く相談しておけば良かった』と言います。

取り返しのつかなくなる前に、1日も早く相談を行い借金に苦しまない新しい生活をスタートしましょう。

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